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zoom RSS 【聴2008-39】日演連推薦第142回新人演奏会@ザ・シンフォニーホール

<<   作成日時 : 2008/03/07 18:30   >>

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2007/3/7(金)18:30
全席指定\2,500





大野綾さん(フルート)
尾高尚忠:フルート協奏曲Op.30b

杉田恵理さん(ヴィオラ)
ウォルトン:ヴィオラ協奏曲 杉田 恵理

端山梨奈さん(ソプラノ)
J.シュトラウス:歌劇「こうもり」より“田舎娘を演じるなら”
J.シュトラウス:春の声 

崔理英さん(ピアノ)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.16


円光寺雅彦さん指揮/大阪フィルハーモニー交響楽団







ピアジュリで拝聴した梨奈さんと理英さんが、揃って大阪フィル協演で晴れ舞台@ザ・シンフォニーホールというスペシャルイベント。
ザ・シンフォニーホールは、2004年秋の初訪問以来、ひょっとしてまだ2回目かも。

私は関西のどのオケも、定演はあまり聴いてなくて、ソリストグループやマネジメントオフィス主催の合わせ物で聴くのがほとんどです。

大阪フィルを聴くのも、関西のプロオケ随一の老舗なのに、39年前の「百万人の音楽」公開録音(芥川也寸志さん指揮&野際陽子さんとの対談)@フェスティバルホールと、26年前の第10回オルヒデーンクランツ・ピアノコンサート(相愛ご出身の3人のソリストさん&指揮の金洪才さん)以来まだ3回目ちゃうかなぁ。だいたいオケ聴かなすぎかも。

JR大阪駅17:43下車。意識をなくさないよう車内で飲んだコーヒーの缶をほかせる所を見つけるのに手間取りましたが、ホールは指定席なのでギリギリ着でもそう困らないでしょう。
しかし、先頭(西端)で下りて北(ヨドバシ側)に出ようと思ったら...行き止まりやん!南に出てまた北に回るのって、めちゃ無駄に感じました。

入場。建物の2階相当のホワイエの上が1階客席なので、階段だと段数が多いです。

ピアジュリで梨奈さんにおわけいただいたN-15席はかなり良い席です。隣にひつじお父さん、近くには伴奏の達人・藤江圭子さん、ビッグネーム松本薫平さん、りんたろさん、まきをさん。





1.大野綾さん(フルート)
尾高尚忠:フルート協奏曲Op.30b
尾高尚忠さんのフルート協奏曲は、第1楽章だけピアノ伴奏で聴いたことがあります。今回は改訂後のフルオケ版のようです。
作風に前衛っ気はなく、旋律美に満ちた曲です。大歓迎。

第1楽章
冒頭は、サン=サーンスのチェロ協第1番に酷似してませんか。
そしてサブテーマはラフマP協第3番第1楽章のサブテーマに酷似してませんか。
意識的な引用ではないでしょうが、ともかくこの曲の魅力を高めています。

初拝聴した綾さんのフルートは、細めの清らかな音色が爽快。長いフレーズも呼吸に無理を感じさせず、楽々吹いておられるように思えます。ドレスは膝上がタイトフィットでボディコンっぽいのがお洒落。チラシには振り袖で映っておられます。

第2楽章
下手後方に控えたピアノが何回かキッカケを出します。フルートは紀行番組BGMふうのしみじみした旋律を重ねていきます。ユダヤ音階みたいなエキゾチックなパセージも時折交じります。

第3楽章
変拍子が面白く、時に7/8拍子が足を掬ってくれます。
円光寺雅彦さんは巧みなタクとさばきでソリストとシンクロとって進めて行かれます。ソリストに喜ばれる指揮者でいらっしゃると推察します。


2.杉田恵理さん(ヴィオラ)
ウォルトン:ヴィオラ協奏曲
知らない曲でしたが、繰り返し聴きたい美しい曲でした。1929年初演ではヒンデミットがヴィオラを弾いたそうです。当初献呈予定だったヴィオラの名手ターティスが拒絶したためとか。フルオケが咆哮するところの華々しさは、2つの戴冠式行進曲や「ファサード」で知っていウォルトンのイメージを上回ります。
恵理さん初拝聴。さすが「桐朋の弦」、ヴィオラの力強さから繊細さまで引き出しておられました。


3.端山梨奈さん(ソプラノ)
(1)ヨハン・シュトラウスU「こうもり」〜「田舎娘を演じるなら」
(2)同:ワルツ「春の声」
2/17(日)ピアジュリでも歌われた曲が、大ホールにも映えます。自由自在な歌唱、多彩な表情がお見事でした。「こうもり」では幼児声に切り替えはるところもあり、「あやされフェチ」な人たちが次回行列するかも。藤江さんが激賞されるとおり、あって当然のプレッシャーを、チャレンジに変換して楽しんでしまわれる器の大きさに感服しました。円光寺さんもオケのみなさんも喜んでサポートしておられたような印象があります。
「春の声」はナタリー・デセイの実践を取り入れて、As-durのエピソードからB-durのメインワルツに復帰する前でハイas音まで上がって行かれます。
翌日買ったショット社のふめんとデセイのCD「ヴォカリーズ」(うっかり2回買ってしまった!国内盤もうないかも)を照合してみると、Licht kommt sie kuenden Schatten entschwinden!のあと、母音「ah―」を4小節延ばす時、2小節めでc音から上へ上へと進んでいき、4小節めアタマでふめんより8度高い驚異のハイas音に達するのがデセイの実践ですが、ピアジュリだけでなく、ザ・シンフォニーホールの大ステージでそれを平然とこなしてしまわはった梨奈さんはスゴイです。


4.崔理英さん(ピアノ)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.16
40分近い大曲。必要なスタミナも並ではなさそうです。オケの咆哮する向こうを張って、ピアノは緻密な速弾きを続けていかはります。その中に蒼ざめた抒情が見え隠れします。1913年初演というと、ソ連になる前の激動期のロシアですね。ひりひりするようなモダンな音遣いからは、プルシアンブルー(シアン化合物を使った写真術で出る色・・・だったか)単色の風景が思い浮かびます。
理英さん4月には、「オリジナルコンサート」@地塩寮に来演されます。外科医の西脇さんが月例で開催しておられるシリーズ。私は韓吏花さんが出演されるとお聞きした1月例会から行き始めました。


帰路は自転車のひつじお父さんと大阪駅で分かれ、梅田食堂街「スエヒロ」2回目訪問。ステーキ店ですが、ハンバーグ・有頭海老フライ・帆立フライのセットを食し、22:00新快速乗車。
ところが向日町駅で緊急停車し、京都駅には15分延着。
車内で倒れた人を駅員さんに引き継ぐのに10分あまり手間取ってはりました。車掌さんが下りて手伝わないと駅員さんだけでは無理な作業なんでしょうか。
私は血管トラブルの家系で、買い物中にしゃがんで立つと眩むほうなので、他人ごととも思えません。その場合、できるだけ速やかに下ろして搬送してもらいたいでしょう。

病人さんの無事を祈ります。

それとともに、やはり人件費削りすぎなんではないかという気がしてなりません。何かあった時にこれほど手間取らずに済む人数を備えとして配置する社会的責任はあるんではないですか。

京都駅の改札さんに、何で15分も遅延するのかお聞きしたところ、新快速が通過する駅には通過側に危険防止柵が設けてあり、それを一時的に外さないと病人を搬出できないので、その手間もかかる、とのお答えでした。それは云えてますね。

阪急にしておけば良かったかも。

地下鉄京都駅23:04発。23:35帰宅。

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